CASBEE-街区

このページではCASBEE-街区の概要と評価ツールのご提供と、及び認証制度のご案内を行っています。

CASBEE-街区の最新情報

(2015.7.23)
CASBEE-街区による認証制度の申請受付を開始しました。詳しくは、CASBEE街区評価認証制度のページをご覧下さい。

(2014.10.8)
CASBEE-街区の評価ソフトについてバグが発見されたため、これを修正したver1.01を公開しました。
→評価ソフトのダウンロードはこちら

<修正内容>
・採点Q2とQ3のチェックリストによる採点箇所で、セルにロックが掛かっており評価内容をプルダウンで選択できない点を修正。

(2014.7.16)
CASBEE-街区(2014年版)の公表を行いました。これに伴い、本ページにて評価ソフトのご提供を開始致しました。評価マニュアルについては、図書購入のページで販売を行っております。

(2014.7.15)
CASBEEまちづくりによる第4号認証物件である、「Fujisawaサスティナブル・スマートタウン整備事業」の情報を掲載しました。CASBEE街区認証物件一覧のページよりご覧頂けます。

(ご注意)
本ページでは、参考としてCASBEE-街区の旧版である「CASBEE-まちづくり(簡易版)」のご提供も行っておりますが、正式にご使用頂けるツールは「CASBEE-街区」となりますのでご注意ください。

CASBEE-街区とは

CASBEEはその開発当初より、単体建築物のみならず建築群としての環境性能を評価する手法を開発することの重要性が認識されていましたが、2004年12月に都市再生本部決定の「都市再生事業を通じた地球温暖化対策・ヒートアイランド対策の展開」において、「都市再生事業の環境格付」を図ることが謳われ、面的・都市計画的なプロジェクトの評価に適応し得るツールの開発が要請されるところとなりました。そのような動きを受け、2006年7月に、地区スケールに適用可能なCASBEEとして「CASBEE-まちづくり」を公表しました。

その後、東日本大震災を経て、地域の防災性能やエネルギー環境安定化への要請が高まり、更に国においても、「都市の低炭素化の促進に関する法律」(通称エコまち法)が2012年に制定されるなど、地域の環境性能評価に対する周辺状況は大きく様変わりしてきました。このような状況に対応するため、CASBEE-まちづくりに抜本的に改訂を加え、新たに作成されたツールが「CASBEE-街区」です。

CASBEE-街区 開発の目的

CASBEEツールの多くは個々の建築物、またはその一部を評価対象としているが、CASBEE-街区は建築群を含む面的開発プロジェクト総体を評価対象とするツールである。その開発目的は主に次に示す通りである。

今回のCASBEE-街区の検討に当たっては、各自治体における都市計画のサステナビリティの向上に寄与することを狙いの一つとして、関連する諸制度との連携を重視した。特に、「都市の低炭素化の促進に関する法律」(エコまち法)の運用と呼応して、同法で定義する「集約都市開発事業」の立案や同事業の適用認定評価に活用しやすいように、CASBEE-街区では、同様な同法関連マニュアル等との連携容易性に配慮してツールを構成している。また、エコまち法に限らず、各自治体の特性や事情に応じて、各種の地区計画、一団地の総合的設計等の関連法令制度等の運用と連動するようなルール整備も期待される。

大規模プロジェクトでは環境アセスメントが必要な場合が多いが、CASBEEの適用な環境アセスメントの実施を前提とするものではない。一般に環境アセスメント手法は、当該プロジェクトの周囲への環境阻害要因対策としてCASBEE-街区の評価項目の中ではQの環境関係の一部項目と類似した内容を扱う。従って、CASBEE評価作業の実務において、環境アセスメントの成果を活用することは可能であり、これを妨げるものではない。しかし、CASBEEは地球環境問題への対応の重要性を視野に置き、当該プロジェクトの環境面でのメリット・デメリットを総合的に評価する点で、環境アセスメントと理念も役割も異なることに留意する必要がある。

仮想境界の基本的な考え方

CASBEE-街区は評価の方法論や枠組みについても従来のCASBEE-建築の考え方を継承している。即ち、評価されるべき面的整備プロジェクトに仮想境界を設定し、この仮想境界内部の環境品質(QUD)と、仮想境界の外側に対する環境負荷(LUD)という両側面から評価する。


図1 CASBEE-街区の評価対象

評価対象プロジェクトの「対象区域」の考え方

仮想境界の設定に際し、そのベースとなるべき一団の空間の広がり(もしくは境界線)の意味で「対象区域」と表すことにする。CASBEE-建築の場合は、対象区域=当該プロジェクトの建築敷地(敷地境界)とすることが明快である。これに対して街区/地区スケールの場合は複数の建築敷地や非建築敷地も含み得ることから、「統一的な整備意思」を最も端的に反映し、客観的に認識しやすい対象区域設定の原則を、以下のように定める。

  1. CASBEE-街区において、評価すべきプロジェクトの区域設定は、原則として当該プロジェクトの計画・整備に適用されている各種法令・制度・手法等で定められた計画区域・事業区域等とする。
  2. ここで適用が考えられる制度・手法として、市街地再開発事業、土地区画整理事業、都市再生特別地区、各種の地区計画、エコまち法による集約都市開発事業、一団地の総合的設計、連坦建築物設計制度、等がある。
  3. ただし例外として、街区/地区スケールでの総合的環境性能評価の観点から妥当と判断される場合には、上記の区域外の隣接部分を評価対象範囲に取り込むことや、逆に上記の区域の一部を評価対象範囲から除外することも可能である。本項例外を適用する場合、評価者はその設定理由を明示しなければならない。

CASBEE-街区の活用方法

CASBEE-街区の主な活用方法として、例えば下記の4つが挙げられる。

  1. 面開発型プロジェクトにおける環境配慮計画ツールとして活用
  2. 環境ラベリングツールとして活用
  3. 街区/地区スケールでの、省エネ改修などの計画・評価ツールとして活用
    これらは、総じて面開発事業における環境配慮へのインセンティブとなることが期待される。
  4. 都市計画を、サステナブルな街づくりの観点から補強するツールとして活用
    ① 個別には、市街地再開発事業、都市再生特別地区、各種の地区計画、一団地の総合的設計、連担建築物設計制度、エコまち法による集約都市開発事業、等の諸制度の対象プロジェクト個々の総合的環境性能の向上を誘導
    ② 総合的には、①により一定レベルの環境性能が確保された面開発事業を先導的拠点として、都市全体の持続可能性の計画的向上を誘導

評価方法

他の多くのCASBEEツールと同様に、Q(環境品質)とL(環境負荷)をそれぞれ別個に評価・採点する。QUD(街区に関わる環境品質)は、環境、社会、経済のトリプルボトムラインに対応した3分類の大項目(QUD1~QUD3)で構成され、LUD(街区における環境負荷)は、低炭素化の努力程度で表す。対象区域の評価結果は、それらの分野毎の得点をバーチャートやレーダーチャートで多角的に示す。更に全項目を下式のように総合化して、街区に関わる環境効率(BEEUD)に指標化する。

L はまずLR(環境負荷低減性)として評価することも従来のCASBEE と同様である。CASBEE-街区ではLRUDの評価として、対象プロジェクトに起因する温室効果ガス排出量を算定し、そのBAU 値(Business As Usual、特段の施策を施さない場合の趨勢値)と比較した「施策後」の削減率によることとしている。
QUD1 からQUD3 の各大項目はそれぞれ3 項の中項目で構成し、更に各中項目は1~2 項の小項目、その下に適宜細項目を構成する。各細項目ごとに予め設定された基準により5段階で採点する。

分子のQUDは、対象街区/地区の内外で積み重ねてきた広範なトリプルボトムラインの向上努力の累積結果を捉えて評価する。そのため、どちらかといえばストック的な絶対値で表される。対する分母のLUDは対象プロジェクトの整備や運用に起因するCO2年間排出量の削減程度で評価する。そのため、不断の努力で継続的に改善すべき、フロー的な性格を有している。BEEUDの算式にはストック的要素とフロー的要素が併存する形であるが、分子・分母それぞれをスコア化(1~100)することによって、簡潔な総合評価結果表示が可能となっている。

評価項目の構成

本ツールでは、持続可能性を評価・認識する際の有力な枠組みの一つである「トリプルボトムライン」の考え方に基づき、環境、社会、経済の3分類をQUDの大項目とした。評価項目の構成は次のとおりである。

1)環境
評価対象の環境品質を資源、自然、人工物の3つの中項目にょり評価する。最初の中項目「資源」では、直接の評価内容は環境品質Qというより環境負荷Lを低減する取組とも解される事項が並んでいる。にもかかわらずこれらをQ 側の項目として位置付けているのは、各取組によって得られる水源保全や循環型社会形成など「環境品質向上」の側面に着目しているからである。次の「自然」では、緑や生物多様性関係事項を通して街区/地区における自然的環境・空間の充実度を評価する。最後の「人工物」では、街区内の建築物の環境性能を代表指標とする。具体には建築・不動産系CASBEEツールの適用程度やそれらCASBEE の評価結果をもって評価する。

2)社会
対象街区/地区自体の社会的性能を評価すると同時に、当該プロジェクトの実施若しくはその存在が、周辺地域の社会的品質向上に貢献する程度を評価する。3つの中項目で構成し、最初の「公平・公正」では街区/地区開発に係る法制的適正度及び、周辺地域社会との融和も視野に入れたマネジメントの充実度を評価する。次の「安全安心」では居住者や来訪者の安心感に直結する街区の防災・防犯性能や、地域社会の持続性を支える強靭性・頑健性などを評価する。最後の「アメニティ」では生活利便の向上に資する各種のサービス施設へのアクセス性を評価するとともに、地域の価値向上の観点から歴史・文化的資産活用、若しくは創造、景観形成への配慮等を評価する。

3)経済
評価対象自体が備える経済的ポテンシャルを評価すると同時に、当該プロジェクトによる周辺、更には都市全体の経済的側面での価値・機能向上への貢献可能性を評価する。環境、社会と同様に3つの中項目で構成し、最初の「交通・都市構造」では経済活動を支える交通機能の充実度と、都市計画的な観点からの立地・敷地ポテンシャル活用程度を評価する。次の「成長性」ではプロジェクトの経済的力量の基礎としての人口を評価し、また経済活動の活性化を目指す仕組みの充実度等を評価する。最後に「効率性・合理性」では情報とエネルギーに関して街区ユーザーへのサービスとマネジメントの充実度を評価する。

表1 「QUD:街区に関わる環境品質」に含まれる評価項目一覧

一方、LUDの評価項目については、対象街区から発生する温室効果ガスに限定して評価する。温室効果ガスは全てCO2相当量に換算し、評価対象の人口規模の違いからの指標の中立性を保つ観点から、「人口1人あたりの年間温室効果ガス排出量」で評価する。評価方法としては、エコまち法施行にあわせて発表された「低炭素まちづくり計画作成マニュアル」(2012年12月、国土交通省・経済産業省・環境省)に記載された標準的な施策例(下記1~7)に基づき、当該事業計画地区の範囲内で、CO2排出量、削減効果を評価する。

LUDの評価項目の構成は下表の通りである。基本的に「低炭素まちづくり計画作成マニュアル」に従って街区内のCO2排出量の計算を行う。

表2 LRUDの評価項目の構成

評価結果表示シート

評価結果表示シートでは、Q(街区の環境品質)と、L(街区の環境負荷低減性)、さらにBEE(街区の環境効率)の結果がグラフと数値で表示される。また、対象プロジェクトの関連情報を1枚のシートに要約して表示し、CASBEE-街区の評価結果が一目で認識しやすいようになっている。同シートの全容イメージは下図に示す通りであり、CASBEE-街区の特色を表示しながら、大枠としてCASBEEファミリーとして他の評価ツールと統一されている。


図2 CASBEE-街区の評価結果表示シート


CASBEE-街区のユーザー登録とダウンロード

CASBEE-街区の評価ソフトは、以下よりダウンロード頂けます。
CASBEE-街区の評価マニュアルは有償販売となります。こちらよりご購入頂けます。

(注)下記より、CASBEE-街区の旧版である、CASBEE-まちづくり(簡易版)もダウンロードできますが、これは参考資料として掲載しているものであり、正式にご使用頂けるツールは「CASBEE-街区」となりますので、ご注意ください。

ダウンロードにはパスワードが必要です。以下のボタンより、メールアドレスを登録するとダウンロード用のパスワードが送付されますので、もう一度下のボタンよりパスワードを入力して、ダウンロードして下さい。

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CASBEEに関する連絡窓口: casbee-info@ibec.or.jp

 

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