財団法人 建築環境・省エネルギー機構 IBEC
環境・省エネルギー住宅賞
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■第6回(平成14年度)
  環境・省エネルギー住宅賞 受賞住宅


◆国土交通大臣賞
名称 小笠原邸
建設地 北海道札幌市
建築主 小笠原由法
設計者 (有)北海道建築工房
施工者 (株)水岡工務店
規模構造等 延べ面積
(m2
190.27
階数
(地上/地下)
2/0
構造 RC造+木造

比較的住戸密度の高い住宅地にあるすっきりしたデザインのコートハウスである。とはいえ、木製デッキの中庭は、完全に閉じられているわけではなく、東南と南東の方向で外部に開放されて光、風の取り入れや雨水の排水などに注意深く配慮されている。その中庭を囲むように居室が配置され、日照の得やすい北東の棟のみが2階建てである。雪は屋根から落とさない方式で、ステンレス板溶接仕上げの陸屋根とし、建物の高さを抑え、隣地や街並に対して圧迫感のない印象を与えている。積雪寒冷地における市街地住宅としてひとつの方向を示すものである。街の景観への配慮は、省資源のために建物を永く使おうとする設計者の基本方針のあらわれでもある。その方針はもちろん、建物自体にも反映されている。1階はRC造、2階は木造だがそのいずれもシンプルな構造で、将来のプラン変更を許容する仕組みである。省エネルギー面では、十分な断熱性・気密性を確保した上で構造躯体のコンクリートの蓄熱効果が活用されている。熱損失係数1.40W/m2K、相当隙間面積2.0cm2/m2。夜間電力利用の床暖房もRCの熱容量を活用するものだが、省エネで安定した室内気候を形成している。外気は床ピットを経由して取り入れ、予熱しながら換気する方式。熱容量は夏季も蓄冷効果をもたらしている。木材は、これから大量に出てくる地域産材の使用を考え、カラマツを用いている。これまで要素技術としてさまざまな構法や部材、高効率の機器やシステムが開発されて来たが、地域の特性やライフスタイルを考慮しつつ、それらをいかに選択し、統合させるかが問われるようになってきている。ここでは明確な設計意図のもとに、バランスのよい統合が見られる。