IBEC 建築省エネ機構(一般財団法人 建築環境・省エネルギー機構)

優秀賞第6回環境・省エネルギー住宅賞

「H邸」

建築主個人
設計者東急建設(株)
施工者東急建設(株)
建設地神奈川県川崎市
構造RC造
階数2階地下1階
延床面積195.44m2

講評

住人は高齢者、身障者を含む5人家族。戸建てRC造で様々のトライをした感のある省エネ住宅である。150m2の敷地に建つ地下1階地上2階の都市型住宅。RC造外断熱で、熱損失係数は1.54W/m2K、相当隙間面積は1.2cm2/m2。開口部は樹脂サッシ+トリプルガラス。5LDK床面積175m2をヒートポンプエアコン1台で全館冷暖房する計画である。SI(スケルトン・インフィル)住宅で、フラットスラブ・壁構造で柱型梁型がなく段差のない躯体空間とし、内装間仕切りは可変で、リサイクル可能な石膏系押出し成形パネル。外壁はタイル打込み外断熱PCa板で耐久性を増し、開口枠は後付け。庇やバルコニーは熱橋をなくす新しい構法的試みをしている。バリアフリー仕様でホームエレベーター設置。エネルギー関係では太陽光発電(2.88KW,系統連携)、太陽熱利用温水器(3t)、雨水利用、屋上一部緑化、オール電化。太陽光発電と雨水利用は災害等でライフライン停止時の自立型エネルギー・水資源としても働く。雨水は、庭散水・屋上散水・洗車に利用。浴槽の残り湯は洗濯に使用を考えている。雨水利用と洗濯水ヘの利用により水道水の年間使用量は28%を削減した。太陽光発電量は年間消費電力の約19%にあたり、床面積当りのエネルギー消費量は全国平均の65%で、特に暖冷房エネルギーは1/2以下であるという。各月の部門別消費電力量(空調、IHヒーター、電気温水、電灯コンセントなど)、年間光熱費(月別)、夏季・冬季の室温変動、月別太陽光発電状況、水使用量、太陽熱温水器の集熱状況などのデータも添付されている。

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